プレゼント



「鋼の」
「なんでしょうか?大佐」
「君に贈り物があるんだよ」
「いらない」
「そうきたか。見てもないのに」
「アンタ、なに企んでんの?」
「またそんな。素直に『わあ、何かな?楽しみー。』とかないのかね?」
「残念ながら。素直になりたくても、経験に邪魔されちゃって」
「・・・まあいい。でも折角だから貰ってはくれないか?いや、受け取れ。これは命令」
「相変わらず、卑怯だなー」
「いいから、さあ」
「わかったよ。・・・つか、なにこれ」
「帽子だよ。鋼の」
「帽子?・・・帽子?」
「そう。これから紫外線が強くなる時期だからね。君にも気をつけてもらわないと」
「・・・なあ、大佐」
「なにかな?」
「あのさ。このピコッとしたの、なに?」
「猫耳だが?」
「あ、やっぱり?・・・つか、帽子に猫耳?」
「それはオプション」
「へ、へえ・・・?」
「それから、鋼の」
「まだ、なにか・・・?」
「これから私のところに来る際には、必ずその帽子を着用すること」
「・・・はぁ?」
「ちなみに、これも命令だ」
「な・・・!」
「それと、耳は切るなよ?」